特定非営利活動法人 全国視覚障害児童・生徒用教科書点訳連絡会

2011年度第2回セミナーのご報告

11月23日(水)に開催された、平成23年度秋のセミナーが滞りなく終了いたしました。まずは、このセミナーにご協力いただきました発表者の皆様に心より御礼申し上げ ます。

前半では、大阪で行われている学習支援のケースについて、現場の先生、支援員、巡回指導の先生より発表いただきました。

日ごろの視覚障害のお子さんが学習されている様子が伺えただけでなく、他の自治体でインクルーシブ教育を受けているお子さんに関わっている方にもたいへん参考になりました。質疑応答の場でも、「点字学習はどのように行えばいいでしょうか」、「体育の時間に何か工夫していることはありますか」といったような指導方法に関する質問が多くありました。

長岡英司氏による「点字の有用性」に関する発表では、映像資料を用いて使用文字を習得することの重要性をお話いただきました。日ごろボランティアの方を初め支援者の方は一生懸命に点字教科書を製作することに没頭されていますが、今改めて点字の存在意義を見つめなおす貴重な機会になったと思います。

当日は関西地域だけでなく遠方からもお越しいただき、65名の方にご参加いただきました。ご参加いただきました皆様、ほんとうにありがとうございました。

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